くる病の症状
歩き方が不安定
O脚やX脚が気になる
- くる病の患者さんの特徴は低身長のほか、脚の形や歩き方
- 歩き始め以降にO脚に、あるいは成長につれてX脚になることも
- 子どもの身長の伸びが遅い、低いように感じることも
この症状に当てはまる方へ
他の症状も簡単チェック
お子さんの歩き方や脚の形(太ももから足首にかけての形)に、以下のような違和感を覚えていませんか?
- なかなか歩き始めない
- 脚を引きずって歩く、転びやすい、左右にゆれながら歩く
- 脚のラインがまっすぐでない(O脚もしくはX脚)
これらの症状がみられる場合、何らかの原因で骨が硬くならずに柔らかくなってしまう「くる病※1」を発症している可能性があります。
※1 子どもで発症した場合(医学的には成長軟骨帯閉鎖以前に発症したもの)を『くる病』、成長軟骨帯閉鎖後に発症したケースを『骨軟化症』と呼びます。
歩き方や身長に関連した症状
くる病の患者さんは歩き始めの時期にバランスを取ろうと左右に揺れながら歩いたり、脚をひきずって歩いたりするなど、歩き方が不安定です。また転びやすい、なかなか歩き始めないなどの症状がみられることもあります。
このような歩き方をしていませんか。
動画で見る「くる病の患者さんの歩き方」
また、子どもの身長が低い、伸びが遅いように感じることもあります(低身長、成長障害*)。
*お子さんの身長の伸びが同年代と比べてどの程度差があるのか調べたい場合は、下記の身長発育曲線シート(PDF)を印刷して実際に書き込んでみてください。
脚の形に関連した症状
くる病の患者さんは骨が柔らかく曲がりやすいため、脚(下肢)が変形することがあります。具体的にはO脚(内反膝)やX脚(外反膝)がみられます。O脚は歩き始める年齢以降にみられることが多く、X脚は成長するにつれてみられることが多いです。
写真説明:X染色体連鎖性低リン血性くる病の患者さん(男児,1歳)のO脚の写真(東京都立小児総合医療センター 内分泌・代謝科 医師、多摩北部医療センター 小児科 医師 長谷川行洋先生 低リン血症性くる病『たのしく学ぶ小児内分泌』診断と治療社,2015年,p206より許諾を得て転載)
歯に関連した症状
この疾患の患者さんには、歯に関する症状(歯ぐきが赤く腫れる、膿がたまる、ひどい虫歯)がみられることがあります。
歯の症状(FGF23関連低リン血症性くる病の患者さんが意識したい歯のケアについて)骨や関節に関連した症状
歩き方や脚の変形の他にも、骨や関節などに関連した以下の症状が現れることがあります
- 頭を押すとへこむ(頭蓋癆)、頭の形がいびつになる(頭蓋骨早期癒合症)
- 肋骨の一部分が数珠のようにでこぼこしている(肋骨念珠)
- 背骨が曲がっている(脊柱の湾曲)
- 関節が腫れて大きくなる(関節腫脹)
- 関節がこわばる(動かすのが難しい)
この記事の監修ドクター
長谷川 行洋先生
- 東京都立小児総合医療センター 内分泌・代謝科 医師
- 多摩北部医療センター 小児科 医師

