FGF23関連低リン血症性骨軟化症の相談シート

症状を正確に伝えることは、医師の診断に役立ちます。
症状をチェックして、このシートをかかりつけ医もしくは専門医に見てもらいましょう。

相談シートの使い方

STEP① 気になる症状をチェック

気になる症状をチェックしてみてください。
一つでもチェックが付いた方は「STEP② 血液検査を受ける」へ進んでください。

STEP② 血液検査を受ける

低リン血症性骨軟化症の診断には、血中のリンとアルカリホスファターゼの値が重要になります。まずは近隣の医療機関で、血中のリンとアルカリホスファターゼを調べてもらいましょう。子どもの頃にくる病の治療を受けていた患者さんは、そのことも医師に伝えましょう。
検査値が分かっている方は「STEP③ 血液検査の状況を入力」へ進んでください。

STEP③ 血液検査の状況を入力

検査年月
検査時の年齢
リン mg/dL
アルカリホスファターゼ U/L
子どもの頃の治療
ありの場合、その内容
骨折の回数とその時期

【受診される方へ】
受診される際は、入力した画面をスクリーンショットで保存して先生に見せましょう。

スクリーンショットアイコン

血中のリンの参考値

この値より低ければ、低リン血症性骨軟化症の可能性があります。

思春期以降 3.5mg/dL
※施設ごとに定める基準値あり

血中のアルカリホスフォターゼの参考値

この値より高ければ、低リン血症性骨軟化症の可能性があります。

成人 114U/L以上(IFCC法)
323U/L以上(JSCC法)

難病情報センターHP(https://www.nanbyou.or.jp/entry/4559、2023年3月現在)より一部改変 日本臨床化学会HP(https://jscc-jp.gr.jp/):JCCLS共用基準範囲より作成

STEP④ 医療機関を受診

記入した相談シートを持参して、かかりつけ医もしくは専門の医療機関を受診することをお勧めします。
※当サイト内で「」を紹介しています。

患者さんから相談を受けた先生方へ

低リン血症性骨軟化症の患者様の早期発見、早期治療介入のため、こちらの相談シートをご用意しています。
患者様からこのシートを渡された、もしくはこの疾患が疑われる患者様がいらっしゃいましたら(相談シート掲載チェック項目をご参照ください)、血液検査の実施または専門医へのご紹介*をお願い致します。
*「くるこつ広場(https://www.kurukotsu.com/)」では相談できる医療機関を検索することができます。二次元コードからアクセスしてください。

くるこつ広場のQRコード

この記事の監修ドクター

伊東 伸朗 先生

伊東 伸朗先生

  • 東京大学医学部大学院医学系研究科 難治性骨疾患治療開発講座 特任准教授(研究室HP)
  • 東京大学医学部附属病院 骨粗鬆症センター 副センター長

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